みなさんこんにちは。こもれびです。この記事では私が所属するJupiterDevelopmentTeamが開発を始めたJupiter X(ジュピター テン)についていろいろと紹介していきたいと思います。
基本情報
プロジェクト | Jupiter X |
開発元 | JupiterDevelopmentTeam |
動作環境 | Java Runtime Environment 1.8~1.9 |
ライセンス | GNU General Public License v3.0 |
ウェブサイト | http://jupiterx.blue/ |
ソースコード | Github |
継続的インテグレーション | Circle CI |
開発に至ったきっかけ
JupiterDevelopmentTeamではもともと日本語への対応強化を目標にしたNukkitのFork、Jupiterを開発していました。しかしNukkit Teamとライセンス関係でちょっとしたいざこざがあり、あまりいい関係でいることができなくなってしましました。さらに、既存のPocketMine-MPやNukkitなどはプレイヤーデータをすべて小文字に変換して使用していたりすることでセキュリティに問題があったことなど、今後改善するうえで互換性を保たせることも難しくなってきました。
そこで、JupiterDevelopmentTeamは新たにJupiter Xプロジェクトを開始することになります。これはNukkitのForkではなく新たなサーバーソフトウェアプロジェクトです。
Jupiter Xの概要
Jupiter Xはサーバーソフトウェアはもちろん、その周辺の関連するものを含むプロジェクトです。(2018年2月22日追記)
Jupiter XはJupiterがNukkitベースだったのに対しどちらかというとPocketMine-MPベースであるということができます。とはいえ開発言語がJavaなのでPocketMine-MPのコードをそのまま使うことはできません。そのため、多くのコードが書き直され、また高速化できるように心がけられています。
また、今までJupiterにはmaven repositoryがありませんでした。Jupiter Xでは開発が進み、実際に使用できる段階になるまでにこれを作成し、プラグインを作りやすくしていく予定です。
そして、Jupiter Xは最低限日本語・英語をサポートしており、これはJupiterとは違う方向性の一つです。日本ユーザーだけではどうしてもユーザー数が少なくなってしまうことから、英語圏のユーザーもターゲットとしました。ウェブサイトも英語に対応しています。起動時のコンソール表示も完全日本語から英語表記へと切り替わっています。
Jupiter Xの今後
Jupiter Xの開発はまだ始まったばかりです。使用するライブラリについても検討を進めている段階ですし、そうすぐには使えるようにならないかもしれません。ですが、チーム発足時には3人だったメンバーは今や9人まで増え、ひとまずはJupiterを1.2に対応させようとしています。それがすんだらきっとJupiter Xの開発にさらに勢いがつくでしょう。
Comorevi Diaryでは今後もJupiterとJupiter Xの開発情報や実装されているメソッドを使ったプラグインのサンプルコードなどを紹介していきます!
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